■脳にとって睡眠は非常に重要

　人間は起きている間に様々活動をしています。朝起きてから夜寝るまでの一日を振り返ってみて下さい。相当量の情報が眼や耳、手足、舌などから入り、相当量の運動を遂行し、色々な感情を抱いたり、更にそれらを正しく判断して状況に応じた反応をする必要があったり、などなど一日の全てを完全に振り返ることはできません。そういった事をコントロールしているところ・・・それは「脳」です。
　脳は人間が起きている間、ずっと働きっぱなしです。従って前述のように沢山の酸素やエネルギーが必要になります。でも働きっぱなしでいると、必ず疲れが出ます。無理して徹夜すると、翌日は何てことないような事ができなかったり、判断が難しかったりすることは皆さんも経験しているかも知れません。つまり脳は、「正しく活動するためには休まなくてはならない」臓器なのです。
　休む＝睡眠です。睡眠は、一日働きづめでくたくたになった脳を休めるための、非常に重要な行動ということになります。従って睡眠中に呼吸が停止してしまったりで、十分な酸素が取り込めなくなれば、脳が十分に休めない事になってしまいます。